栄養バランスの良い食事

高血圧対策として有効なのは、なるべくしょっぱい食べ物を避けた減塩メニューの食事を摂ることですが、同時に忘れてはいけないのが、ミネラルも十分に補給することです。
ミネラルは通常でも不足がちになるので、食習慣の乱れている高血圧の人は、よけいに気をつかうべきです。
さらには、食事全体での栄養バランスにも気をつけなければなりません。
偏食や暴飲暴食なども高血圧の原因になる要素があるので、栄養バランスにも十分気をつかわなければなりません。

血圧を下げる方法

血圧を下げるための対策としてのミネラル補給において重要になるのは、カリウムとマグネシウムの摂取を忘れないようにすることです。
血圧が高くなる原因には、体内の塩分濃度が高くなるということがあるので、体内に余分な塩分が吸収されないようにすることが、何よりも大切になります。
体内の塩分は、ミネラル成分の中のナトリウムによって作られるのですが、このナトリウムの体内への吸収を抑えてくれるのが、カリウムなのです。
したがって、カリウムの摂取は対策のポイントになります。

カリウムは野菜や果物、海藻類、豆類などさまざまな食材に含まれています。
このうち、野菜や海藻類などカロリーの低い食材を副菜などで摂取していけば、同時にメタボリック対策にもなるのでお勧めです。

カリウムのほかに意識して摂取していきたいミネラルがマグネシウム。
マグネシウムはカリウムの働きを助けるミネラルなので、ともに摂取したいところ。
マグネシウムの場合は豆類や海藻類に多く含まれるので、おかずなどで積極的に摂取していけば効率的に摂取できるはずです。

注意しなければならないことがもう一点あります。
高血圧対策として出されている減塩醤油や減塩味噌ですが、これは塩分が減らされている一方で、添加物を多くして味を調えてあると考えなければなりません。
多少の対策にはなっていても、その分ほかの病気のリスクが増えてしまっています。
減塩という名前にだけ目を奪われないようにして、主に味の調整といったところで使用していくといいでしょう。

こうして考えると、食生活全体について、かなり慎重に組み立てていかなくてはならず、本格的に勉強していくことが一番の近道になるかもしれません。
食習慣イコール生活習慣と捉えて、新たに生活そのものも変えていくほうがいいでしょう。
そのときに、ほかに外せないものが運動の習慣であり、節酒、禁煙などです。
また、高血圧症は遺伝要素もある病気なので、これについても把握しておく必要があります。

まずは、運動の習慣については、交感神経の働きを低下させることで血管が広がって血圧が下がることが分かっています。
また、インスリンの働きがよくなることで分泌が減って、血圧を上昇させる機能が弱まるとされているのです。
さらには、利尿作用が促進されて、体液が薄まることで血圧も下がると言われています。
こういったことを促進させるのが、ウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動となっています。
無理なく継続できる運動なので、気軽に挑戦してみるといいでしょう。
運動時間も一日に30分程度がいいとされているので、散歩などでもいいかもしれません。
注意点として、運動中は少し血圧が上昇するため、やりすぎると逆効果になるとされています。
軽く息がはずむ程度がやめ時ということを忘れないように。
飲酒についても同じようなことが言えます。
アルコールを摂取していると、一時的に血流が良くなって血圧が下がるのですが、飲みすぎると血圧は上昇してしまいます。
心疾患のリスクも高まることから、十分に注意するようにしてください。

適量とされているのは、男性でビールの中ビン1本、または日本酒1合程度です。
女性ならその半分くらい。
喫煙は、動脈硬化を促進することが分かっていて、心筋梗塞や脳卒中の原因にもなることから、当然高血圧にもよくないものです。
禁煙が無理な人は、本数を減らすようにしたほうがいいでしょう。