一般的な高血圧の原因は動脈硬化です。
動脈硬化の原因は運動不足やストレスのほかに食事があります。
偏った食事により、高血圧の原因となる動脈硬化は進みます。
高血圧はそのまま放置すると、糖尿病や心臓病の原因となるだけでなく、他の多くの病気の引き金となります。
そうならないためには、適切な食習慣を守る必要があります。

高血圧を改善するためには適切な食事の習慣が必要です。
しかし、適切な食事の定義が誤っていれば、高血圧の適切な対策をとることはできません。
人間が健康を維持するための食事は、すでに医学や栄養学の進歩により解明されています。

人間は生命を維持するために、適切な食事を摂取する必要があります。
生命を維持する役割を担う食事は、適当に摂取していてはとることはできません。
生命維持に必要な食事とは、アミノ酸、ミネラル、ビタミンを必要量以上含んだものです。
さらに、悪玉コレステロールや中性脂肪の原因となる物質を摂取しないことも重要です。

世界の民族は、生命維持に必要な栄養素を摂取するために、それぞれが独自の伝統食を持っています。
日本人も生命維持に必要な栄養素を摂取するために、伝統食を食べていました。
日本の伝統食は主食、主菜、副菜からなります。
主食、主菜、副菜には十分なアミノ酸、ミネラル、ビタミンを含んでいます。
それらの栄養バランスは良く、伝統食を食べるだけで生命が維持できる仕組みができていました。

日本人が栄養バランスを壊し、高血圧などの症状が多くの人に見られるようになったのも、伝統食を摂取する文化が壊れたためです。
伝統食はむやみに崩して良いものではなく、最低限維持しなければならないものです。

高血圧は単に塩分の過剰摂取から起こるわけではありません。
減塩によって高血圧の主要な原因が取り除かれるわけではなく、その効果は限定的です。
確かに塩分の過剰摂取により血圧が上昇するのは事実です。
しかし本来、塩分摂取の血圧に対する影響は限定的なはずです。

何故?減塩醤油・味噌はしょっぱいの?

高血圧の解消のためには、減塩が効果的な場合があります。
塩分の過剰摂取が原因の高血圧は減塩することで解消できるので、比較的治療が容易です。
ごはんを主食とする日本の食事では、主菜、副菜や汁物の塩分は過剰になりがちです。
その場合は減塩醤油・味噌などを使うことで、塩分を抑えた食事をとる必要があります。

減塩醤油・味噌は塩分が少ない分、しょっぱい感じがします。
醤油や味噌が調味料である以上は何らかの味付けが必要です。
塩分を控えた場合は、料理をしょっぱい味とすることで、塩分の少なさを感覚的に補うことができます。
北日本で出される漬物も、塩分の代わりとしてのしょっぱい味付けが好まれます。

塩分の摂取以外 のことが原因となる高血圧は、食事の改善を本格的に行う必要があります。
バランスの取れた食事とは、アミノ酸、ミネラル、ビタミンが必要量摂取できる食事です。
日本の伝統食も、バランスの良い食事として世界中から注目されてています。
本来の日本の伝統食とは、無精製の穀類、豆類、多品種の野菜、魚卵、鶏卵、海のものです。
海のものは近海で獲れた魚介類ほど栄養バランスは良くなります。

アミノ酸は主食の米と豆類により摂取が可能です。
しかし、近年の米は白米のため栄養成分が少なく、納豆や豆腐を食べなければアミノ酸の摂取はできなくなります。
その場合、多くの人は肉食に向かうことになり、悪玉コレステロールや中性脂肪の過剰摂取を行うことになります。
このことが動脈硬化を招き、高血圧になってしまうメカニズムです。

高血圧を防ぐためには、穀物と豆類からアミノ酸を摂取することが必要です。
玄米食や精製度の低い米を主食とし、豆類を多く食べることで、栄養バランスは急速に改善します。
さらに、多品種の野菜や魚卵、鶏卵を摂取し、近海で獲れた海産物を食することで、肉食を少なくした食事が可能となります。